Unrecognized Creatures|変な生き物みたいな彫刻のグループ展

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会期:2020年1月18日(土)~2月16日(日)

参加アーティスト:イッタ・ヨダ|伊勢克也|川村元紀|ミキ仙太郎|三井孝明|山本麻世

 

スプラウト・キュレーションでは、6 組のアーティストによる彫刻作品だけグループ展“Unrecognized Creatures“(変な生き物みたいな彫刻のグループ展)を開催いたします。最新の3D プリンタや伝統的な彫塑、そして一本の紐からトポロジカルに編み上げるなどアプローチも様々。自立したり、何かに寄生していたり、どこか変な生き物にも見えるユニークな彫刻展です。

 

イッタ・ヨダ|Ittah Yoda

ロンドンのRoyal College of Artでそれぞれ彫刻と写真を学んだヴァージル・イッタとカイ・ヨダが2015 年に結成したアーティスト・デュオ。VR とアルゴリズムによる体験型作品と、そこから発生したシェイプを 3D プリンタと伝統的な鋳造で生成する彫刻、温度や紫外線で変色するメディウムを用いたレイヤー状の絵画など、ポスト・ヒューマンのフェーズを伺う。主な個展に「降下する身体記憶の断片」2018@スプラウト・キュレーションI think mango you say salmon」2016@ Annka Kultys Gallery, London)他、ヨーロッパ各国で数多くのグループ展に招聘されている。

 

伊勢克也|Katsuya Ise

1960 年盛岡市生まれ。東京芸術大学デザイン科卒業後、1984 年大学院修士と同時に「日グラ日本グラフィック展@渋谷パルコ)の第 5 回大賞を受賞。2003 年『Foil』第 3 号(立花文穂責任編集において 1 冊丸ごと単独掲載。岩手県立美術館での「家」のワークショップ、ポーランドでの「造園プロジェクト」など活動は多岐にわたる。謎めいたアニミスティックな形象を操るライフワーク「マカロニ」シリーズを継続中。主な個展に「マカロニ/遺失物」(2017、「マカロニ/オブジェクト」(2019)いずれもスプラウト・キュレーションなど多数。

 

川村元紀|Motonori Kawamura

1984 年静岡県生まれ。金沢美術工芸大学卒業。価値や認識、権力に関する「弱さ」や「無意味」をテーマとしてインスタレーションや立体作品、ドローイングなどを制作。技術や制作者の意図を意識的に排除していくことで、既存の価値観に疑問を投げかける。主な個展に「A DOGHOUSE ON THE GROUND」(2019@ 芸宿、金沢 )、「プランクトン」(2019@ CAS、大阪 ) など。主なグループ展に「引込線 / 放射線」(2019) など多数。

 

ミキ仙太郎|Sentaro Miki

1989 年神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業、同大学美術研究科修士課程修了。生命や社会のシステムの盲点に介入し、その矛盾をキメラ的な造形物や映像のインスタレーション、またインターネットメディア等で可視化するプロジェクトを実践している。主な展示に「Shift-Shoft」(2018 Midnight Museum、京都、「身に余る皮」(2012 @スプラウト・キュレーション)等

 

三井孝明|Takaaki Mitsui

1975 年愛知県生まれ。現在は「三井建設」として東京のギャラリーの設計・施工を手がけ、そのクラフツマンシップは数多くのギャラリーから支持されている。元来は彫刻家であり「OH! BABY オレの負けだよ-ザ スター イン 五反田」(2008@ZENSHI、東京、「おお 400. お前は風だ」(2005@ ギャラリーセラー、名古屋 ) また、LOOPHOLEなどでのグループ展など。本展では久しぶりに木彫の作品を発表する。

 

山本麻世|Asayo Yamamoto

 

1980 年東京生まれ。多摩美術大学大学院美術学部工芸科修了後、’05 年から’08 年までヘリットリートフェルト・アカデミー陶芸学科アムステルダム、’08 年から’09 年までサンドベルグ・インスティテュート、ファインアート学科アムステルダムに在籍。オランダ、韓国、フィリピンなどでアーティスト・イン・レジデンスを行う。’11 年「六甲ミーツアート芸術散歩」で公募大賞特別賞彫刻の森美術館賞を受賞。同年、おおさかカンバス推進事業(大阪に参加。’12 年、’15年に新潟越後妻有トリエンナーレ「大地の芸術祭」に参加。主な個展に「川底でひるね」(2017、「母乳で育てた?それともミルク?」(2019)いずれもギャラリー川船など多数。